豚のしょうが焼きなど、料理に欠かせないしょうが。
最近ではチューブ入りの便利なものもありますが、生のしょうがをすりおろして使うと、その香りは一段と違いますよね。
しょうがをすりおろすとき、皮をむくかどうかで悩んだことはありませんか?
実は、しょうがの皮には豊富な栄養素と香りが含まれています。
そのため、使い方によっては皮をむかない方がいい場合もあります。
この記事では、しょうがの皮をむくべきなのか、むくとしたらどのようにむくのかを解説しています。
しょうがの皮はむくべき?
しょうがの皮を剥くかどうかには、それぞれのメリットがあります。
しょうがの皮をむくと、口当たりがなめらかになります。
たとえば、冷奴の薬味にするときなど、生のまま食べる場合は皮をむいて使うといいでしょう。
一方、皮をむかない場合は、しょうがの強い香りを楽しむことができます。
また、栄養素を逃さずにそのまま摂取できます。
特に皮のすぐ内側には栄養成分と香り成分が豊富に含まれているので、洗ったしょうがをまるごと使うのがおすすめです。
しょうがの皮をむいて使うかどうかは、使い方に応じて決めましょう。
しょうがの皮をむく場合は、包丁やピーラーでむくのではなく、スプーンを使って薄くこそぎ落とすのがおすすめです。
包丁やピーラーを使うと、薄くむこうと思ってもどうしても厚くむけてしまいます。
スプーンを使えば、こそぎ落とす形になるので、かなり薄くむけます。
意外と簡単にむけるので、ぜひやってみてください。
おろしがねを使うコツ
しょうがを細かく綺麗にすりおろすには、おろしがねを使うのが効果的です。
ちょっとしたコツを押さえるだけで、繊維をうまく断ち切ってなめらかなしょうがをおろすことができます。
ポイントは、しょうがの繊維に沿ってすりおろすこと。
しょうがをよく見ると、しょうがの表面に何本か線が入っているのがわかります。
その線と平行になるようにおろしがねを当てて、しょうがをすりおろします。
これだけで繊維を断ち切りやすくなり、口当たりのいいおろししょうがが完成します。
繊維の向きを気にしないですりおろしてしまうと、長い繊維が残ってしまうことがあります。
長い繊維があると、見た目だけでなく口当たりも悪くなるので、しょうがをすりおろすときは繊維の向きを意識しましょう。
もし、長い繊維が残ってしまったときは、包丁で繊維を細かく切ってあげるといいです。
手間はかかりますが、口当たりがよくなり、おいしいおろししょうがに仕上がりますよ。
フードプロセッサーでもすりおろせる?
フードプロセッサーでも、しょうがをすりおろすことができます。
しかし、フードプロセッサーによっては、しょうがを入れることが禁止されている場合があります。
理由は、繊維が多く機械の故障につながるからです。
フードプロセッサーを使いたい場合は、使用前に取扱説明書をよく確認してみてください。
フードプロセッサーを使うときは、しょうがを少しずつ入れることで繊維が絡みにくくなり、機械の負担を減らせますよ。
もし繊維が絡まってしまったときは、その都度取ってあげると安心です。
ミキサーは使える?
ミキサーではしょうがをうまくすりおろせません。
ミキサーを使うと、繊維が細かくなりすぎてジュースのようになってしまいます。
料理には使いづらいですが、蜂蜜や炭酸水と混ぜて飲むとおいしいですよ。
まとめ
しょうがは料理に少し加えるだけで、煮物や焼き物の風味がぐっと引き立ちます。
臭みも消えて料理がおいしく仕上がります。
煮物や生姜焼きに使うときは、しょうがの皮をむく必要はありません。
料理に応じて皮をむいたり、そのまま使ったりして、風味や食感の違いを楽しんでください。