赤ちゃんとの暮らしに欠かせない床マット。
中でも「プレイマット」と「ジョイントマット」はどちらが使いやすいか迷う方も多いはず。
この記事では両者の違いや選び方、安全性やデザイン性、おすすめ商品までを徹底比較しました。
プレイマットとジョイントマットの違い
プレイマットのメリットとデメリット
メリット
プレイマットは一体型の設計が特徴で、ズレにくく安定して使える点が魅力です。
さらに、豊富なデザインやカラーが揃っており、リビングのインテリアにも調和しやすい製品が多いのも人気の理由です。
また、折りたたんで収納できるタイプもあり、使わない時に片付けやすいのも便利です。
デメリット
サイズがあらかじめ決まっているため、設置したいスペースにぴったり合わない場合があります。
また、素材によっては丸洗いできないものもあり、日々の手入れに少し工夫が必要です。
ジョイントマットのメリットとデメリット
メリット
ジョイントマットは、まるでパズルを組み立てるようにして自由に大きさや形を調整できる点が大きな魅力です。
部屋のレイアウトや子どもの成長に応じて簡単に形を変えることができるため、非常に柔軟性があります。
さらに、汚れた部分だけを外して洗える構造になっているものが多く、忙しい日常の中でも手軽に清潔さを保てるという利点があります。
特に食べこぼしやおむつ替えなど、日常的に汚れが発生しやすい赤ちゃんとの生活においては、部分的に対応できる点が親にとって大きな安心材料になります。
デメリット
デメリットとしては、つなぎ目の隙間にホコリやゴミがたまりやすく、定期的な掃除が必要です。
また、長く使っているとジョイント部分が緩んできたり、マット同士がずれてしまって隙間ができたりすることもあります。
特に子どもが活発に遊ぶ年齢になると、マットの端が浮き上がってしまうこともあるため、安全面でのチェックや定期的な手直しが求められます。
クッション性の比較
クッション性に関しては、どちらのマットにも一定の柔らかさがあり、転んだときに床の硬さを直接感じにくくする効果があります。
プレイマットは一体型で作られているため、全体に均等な厚みがあり、どこを踏んでも同じように柔らかく感じられるのが特徴です。
これに対してジョイントマットは、製品によって厚みや素材を選ぶことができるため、用途に応じてクッション性を細かく調整できます。
たとえば、ハイハイ期の赤ちゃんには厚めのマットを選び、歩き始めには少し硬めのマットにするなど、成長段階に合わせた使い分けも可能です。
さらに、ジョイントマットの中には高反発のタイプや低反発の素材を使ったタイプもあり、より使用目的に特化した選び方ができます。
安全性について
安全性という観点から見ると、赤ちゃんや小さな子どもが日常的に使うマットは、つまずきにくさや衝撃の吸収力が重要になります。
プレイマットは一体型構造のため、継ぎ目がほとんどなく、床全体がしっかりと安定しているため、小さな足でもつまずきにくいという安心感があります。
また、角が丸く処理されている商品も多く、万が一ぶつかっても怪我をしにくい工夫がされています。
一方、ジョイントマットは柔らかくてクッション性が高いため、転倒したときの衝撃をしっかりと吸収してくれるという点では非常に優れています。
ただし、ジョイント部分が緩んでくると段差ができてしまい、逆につまずきの原因になってしまうこともあります。
設置場所や使用頻度に応じて、こまめにメンテナンスを行い、安全な状態を保つことが求められます。
どっちがいい?選び方
赤ちゃんに適した素材
赤ちゃんが使うマットは、毎日のように肌に触れたり、寝転んだり、時には舐めたりすることもあるため、素材選びは非常に重要なポイントです。
特に有害物質が含まれていないか、第三者機関による安全性の検査を通過しているかどうかなど、信頼できる品質表示を確認することが欠かせません。
EVA樹脂やPE素材は、現在多くの育児アイテムに使用されており、柔らかくて弾力がありながらも軽くて扱いやすい点で人気があります。
これらの素材は耐久性にも優れており、長期間使用しても劣化しにくいため、コストパフォーマンスの面でも優れています。
特に赤ちゃん用の製品には、BPAフリーやフタル酸フリーなどの表記があるとさらに安心できます。
どちらのタイプのマットにもこうした安心素材を使った製品が数多く展開されているので、見た目だけでなく安全性のラベルもよく確認しながら、赤ちゃんの健康を第一に考えた選び方を心がけましょう。
サイズとスペースの考慮
設置するスペースの広さや形状によって、マットの選び方は大きく変わります。
プレイマットは一体型のため、敷く際に全体をそのまま広げる必要があります。
そのため、あらかじめ決められたサイズのものが多く、壁と壁の間が一定の距離で整ったスペースや、家具が少ない部屋に適しています。
限られたスペースにすっきりと収まりやすい一方で、部屋の形にフィットしない場合には使いにくさを感じることもあるでしょう。
対照的に、ジョイントマットはパーツを組み合わせて敷き詰める形式のため、必要な面積に合わせて自由に拡張や縮小が可能です。
たとえば、L字型の部屋や柱のあるスペースにも、形を調整して敷き詰めることができ、引っ越しや部屋の模様替えなどにも柔軟に対応できます。
こうした特徴を踏まえ、自宅の間取りや使いたいエリアに最も適したタイプを選ぶことが快適な使用感につながります。
デザインの重要性
日常的に目にするものだからこそ、デザインの選択肢も軽視できません。
特にリビングや寝室など、家族みんなが過ごす空間に敷く場合には、インテリアとの調和を大切にしたいという声が多く聞かれます。
プレイマットには、シンプルな無地から柄入りのものまでさまざまなバリエーションがあり、北欧風の洗練されたデザインや、ナチュラルテイストの木目調など、空間全体の雰囲気を壊さずにマットを取り入れることができます。
最近では、ラグのように見えるプレイマットも登場しており、育児アイテムでありながらも生活感を抑えることが可能です。
一方、ジョイントマットはカラフルなピースを組み合わせることで、自分好みの配色にカスタマイズできるという楽しさがあります。
子どもが成長するにつれて色の好みが変わったり、季節や気分に応じて配色を変えたりできるのも魅力の一つです。
さらに、キャラクターデザインやアルファベットが描かれた学習要素のあるジョイントマットもあり、見た目のかわいらしさと実用性を兼ね備えた選択肢となっています。
おしゃれなアイテムとして
インテリアへの調和
最近では、グレージュや木目調など、部屋全体の雰囲気に自然と溶け込むカラーリングのマットが多く登場しています。
以前はカラフルなものが主流だった育児用マットも、現在ではナチュラルカラーを基調としたものが増え、大人のインテリアにも違和感なく取り入れられるようになってきました。
特にプレイマットは、表面の素材や色使いが工夫されていて、まるで高級なラグのような佇まいを持つものもあります。
そのため、常時敷きっぱなしにしていても育児用品特有の生活感が目立たず、空間全体のデザインを損なうことがありません。
また、マットのデザインが部屋のテーマとマッチしていると、空間の統一感が生まれ、居心地のよさにもつながります。
汚れと手入れのしやすさ
子どもが日常的に使うマットは、どうしても飲みこぼしやおむつの漏れなどで汚れやすいため、お手入れのしやすさはとても大切な要素です。
ジョイントマットは、パーツ単位で分解できる構造のため、汚れた部分だけを取り外して洗うことができ、非常に効率的です。
掃除機や雑巾がけのほか、水洗いできるタイプであれば、簡単にリフレッシュできます。
一方、プレイマットは構造上一体型であるものの、防水加工が施されている製品であれば、汚れをすぐに拭き取ることができ、清潔感を保ちやすいです。
中には抗菌加工や防臭機能が付いたモデルもあり、衛生面への配慮がなされている点も安心材料の一つとなります。
防音機能の比較
集合住宅などで子育てをしていると、階下への音が気になることは少なくありません。
一般的に、どちらのタイプもある程度の遮音効果は備えていますが、ジョイントマットは厚みのあるタイプが多く、特に防音性に優れているとされています。
衝撃を吸収しながら音を和らげてくれるため、足音やおもちゃを落としたときの音を軽減し、近隣への配慮にもつながります。
プレイマットもある程度の厚みがあるため、防音効果は期待できますが、製品によってはクッション性が重視されており、防音性はやや劣る場合もあります。
防音を重視するのであれば、厚さや素材の構造をしっかり確認して選ぶことがポイントです。
おすすめの商品紹介
プレイマットのおすすめ
Carazのベビープレイマットは、厚さが4cmとしっかりしていて、クッション性も高く、カラーバリエーションも豊富です。
Parklonのプレイマットは韓国製でデザイン性が高く、リビングにそのまま敷いてもおしゃれに見えるため、インテリア重視の家庭にぴったりです。
ジョイントマットのおすすめ
アイリスオーヤマのジョイントマットは、ナチュラルな色合いでどんな部屋にもなじみやすく、価格も手ごろで購入しやすい商品です。
ニトリのジョイントマットも人気があり、自由にカスタマイズできる点で、家族構成やライフスタイルに合わせて使えるのが魅力です。
ママの口コミ評価
多くのママたちは、自分のライフスタイルに合ったマットを選んでいます。
たとえば、「Carazのプレイマットは折りたたんで収納しやすくて助かる」といった声や、「ジョイントマットは子どもの成長に合わせてレイアウトを変えられるのがいい」という意見もあります。
それぞれの家庭に合った使い方をしている様子がうかがえます。
活用法と収納対策
転倒対策と安全性
赤ちゃんがハイハイしたり、歩き始めたりする時期には、床の硬さをカバーするマットが欠かせません。
柔らかいマットがあれば、万が一転倒したときの衝撃を和らげることができ、ケガのリスクを大きく減らせます。
特にプレイマットは一体型で隙間が少ないため、つまずきにくく、安全性が高いです。
マット全体がしっかりと床に密着する構造なので、ズレたりめくれたりすることが少なく、赤ちゃんが自由に動き回れる安心な環境を提供します。
さらに、マットの端を保護するコーナーカバーを使えば、より安心して使用できます。
角の保護に加えて、滑り止め効果のあるパーツを併用することで、さらに安全性が向上します。
掃除のコツとゴミ対策
ジョイントマットは隙間にゴミが溜まりやすいため、定期的に分解して掃除するのがポイントです。
掃除機だけでなく、ウェットティッシュや中性洗剤を使って丁寧に汚れを拭き取ると清潔に保てます。
プレイマットは表面をサッと拭くだけで手入れが済むものが多く、日常的な掃除が簡単です。
中には防水加工が施されていて、飲みこぼしやよだれなどもすぐに拭き取れて便利な製品もあります。
耐久性と長持ち
長く使いたいなら、耐久性も重要な要素です。
特に毎日赤ちゃんが使う場所であれば、耐久性のある素材かどうかが安心感につながります。
プレイマットは継ぎ目がないため破れにくく、全体の劣化も少ない傾向があります。
加えて、高密度ウレタンなどを使用した製品であれば、へたりにくく長期間快適に使えます。
一方、ジョイントマットは一部が傷んでもその部分だけを交換できるため、全体を買い替える必要がなく、結果的に長く使える利点があります。
また、使用する場所に応じて厚みのあるタイプや耐水性に優れたタイプを選ぶことで、より長持ちさせることが可能です。
まとめ
プレイマットは一体型で安定感があり、デザイン性も高くインテリアに馴染みやすい点が魅力です。
ジョイントマットは自由にサイズ調整でき、掃除や交換が簡単で柔軟性があります。
安全性や防音性、手入れのしやすさなど生活スタイルに合わせて選ぶのがポイントです。