アジフライは、おかずやおつまみ、お弁当など、さまざまなシーンで楽しめる人気の揚げ物です。
でも、家で作るときはどうしていいのか迷うことも多いのではないでしょうか?
この記事では、アジフライを作るときの皮の扱い方や独特の臭みを減らす方法、そしてアジの手軽な開き方を紹介します。
アジフライを作るとき、皮は取らないほうがいい?
アジフライを作るときは、皮を取り除く必要はありません。
皮の下には豊富な旨味と脂があるため、皮を残しておくことで、より一層おいしくなるからです。
アジはタンパク質やビタミンB群、DHAやEPAなど、健康にいい栄養素をバランスよく含んでいます。
以前、サバ缶がブームになったことがありますが、サバとアジは同じく青魚として分類され、似たような栄養価を持っています。
サバ缶が皮ごと入っているように、アジも皮付きのまま食べるのがおすすめです。
アジのゼイゴの取り扱いは?
ゼイゴとは、アジの尻尾に近い部分にある硬くてトゲトゲしたウロコを指します。
ゼイゴはアジ特有のものであり、ゼイゴを取り除かないと食感を損ねるだけでなく、食べるときに口の中を傷つける恐れがあります。
そのため、調理の際は必ず取り除きましょう。
アジフライの臭みを消す方法
アジをはじめとするイワシ、サバ、サンマなどの青魚は、独特の臭みがあり、これが苦手という人も少なくありません。
青魚臭みの原因と対処法は次のとおりです。
- 鮮度
新鮮な魚を選び、エラの色が鮮やかな赤で、目が濁っていないものが理想 - ぬめりとウロコの除去
魚を調理する前に、特に青魚のぬめりとウロコを丁寧に取り除く - 血液と内臓の処理
魚の内臓と血液を徹底的に除去することで、臭みを減少させる
さらに、アジの臭みを消すのに、一番簡単で効果的な方法は、塩を振ることです。
塩を振った後、20〜30分放置することで、浸透圧のによって臭みと余分な水分が抜けやすくなります。
この時に出た水分はキッチンペーパーでしっかりと拭き取ることが大切です。
塩を振ることで魚の臭み成分を抑え、魚の旨味が凝縮されておいしくなりますよ。
塩を振るときのコツと注意点
塩を振るときは、アジの20〜30cm上から均一に塩が行き渡るように振るのがコツです。
これにより食材全体に塩がムラなく行き渡ります。
ただし、塩を振った後長時間放置すると、臭みだけでなく、旨味も逃げてしまい、魚のふっくらした質感も損なわれてしまいます。
塩を振った後は、30分以内に水分を拭き取りましょう。
簡単なアジの開き方
アジを開くときの最も簡単な方法は、手で開くことです。
まず、尾びれ近くのウロコを取り除きます。
次に、アジの背中からウロコを剥がしていき、必要な内臓を取り除いた後に水でよく洗います。
さらに、中骨に沿って身を分け、細かい骨を骨抜きで丁寧に取り除きます。
これにより、食べやすく、見た目にもきれいなアジの開きが完成します。
まとめ
アジはそのままの状態で美味しくいただける魚であり、フライやお刺身、たたきなど、様々な料理方法で楽しめます。
特にアジフライは、皮を残したまま調理することで、より豊かな味わいを楽しむことができます。
臭みが苦手でも、しっかりと臭みを取る対策をすれば、全然気にならなくなります。
初めての方でも簡単に作ることができるので、ぜひ試してみてください。