肉じゃがは多くの家庭で親しまれている人気の料理です。
しっかりと味が染みて、ほくほくの肉じゃがは本当においしいですよね。
肉じゃがをおいしく作るためには、いくつかのポイントをおさえることが大切です。
今回は、肉じゃがの味が十分に染みない理由とじゃがいもが硬いときの対処法、煮汁が濁ってしまう原因とその対策について紹介します。
肉じゃがの味が十分に染みない理由は?
肉じゃがをおいしくする秘訣は、じゃがいもがふっくらとして味がしっかり染み込んでいることです。
でも、なかなか味が染み込まなかった…という経験をしたことはありませんか?
肉じゃがの味が染み込まない主な理由について見ていきましょう。
調味液のバランスが不十分
肉じゃがの煮汁で使われる調味料の分量が適切でないと、じゃがいもにしっかりと味が染み込みません。
一般的に酒、みりん、しょう油、砂糖を1:1:1:1の割合で混ぜることが多いです。
これにより、バランスのよい甘辛い肉じゃがに仕上がります。
調味料を加える順番も大切です。
まずは甘いものから入れて、その後に塩味のある調味料を加えましょう。
先に塩味のある醤油などを入れてしまうと、甘い味が食材に染み込みません。
仕上がったときの味も変わってしまうので、必ず甘い調味料から入れるようにしましょう。
煮込み時間が足りない
肉じゃがを作るには、適切な煮込み時間が必要です。
強火で煮詰めすぎると、煮汁が蒸発してしまい、じゃがいもに味が十分染みる前に料理が完成してしまいます。
そのため、中火から弱火でゆっくりと煮込むことが大切です。
また、肉じゃがは冷めるときに味が染みていきます。
作ったら一度冷まして食べる前に温めなおすと、さらに味が染み込みますよ。
煮汁が不足している
適切な味の濃さを保ちつつも、煮汁が少ないと、じゃがいもが液体に十分浸からず、味が浸透しません。
煮込んでいるうちに煮汁が少なくなってしまったら、必要に応じて煮汁を追加するようにしましょう。
じゃがいもが硬い場合の対処法
肉じゃがを作るとき、じゃがいもがなかなか柔らかくならないときの対策を紹介します。
小さく切る
じゃがいもを小さめに切ることで、煮る時間を短縮し、素早く柔らかくすることができます。
適切な鍋を選ぶ
適切な大きさの鍋を使うことで、じゃがいもが均一に煮られ、むらなく柔らかくなります。
底が広い鍋だと、食材同士が重ならず、均等に火が入りやすくなるのでおすすめです。
じゃがいもの種類
じゃがいもの種類によって、煮崩れや煮えやすさが異なります。
メークインは煮崩れにくく、男爵いもは早く煮えて柔らかくなるので、料理の目的に応じてじゃがいもを選ぶことが大切です。
柔らかく、ほくほくした肉じゃがに仕上げたいなら、男爵いもで作るのがおすすめです。
煮汁が濁る原因と対策
肉じゃがの煮汁が濁る主な原因はじゃがいもの煮崩れです。
これを防ぐためには、次のようなポイントがあります。
- じゃがいもは切った後、水にさらしてあくを取る
- 具材をしっかり炒めてから煮込む
- 調味料を加えた後は落し蓋をして、かき混ぜ過ぎないようにする
- 適切な火加減でじっくりと煮る
最初はしっかりと炒めてじゃがいもに火を通しますが、じゃがいもが柔らかくなってきたらあまりかき混ぜずにじっくり煮込むと煮崩れしにくくなります。
まとめ
肉じゃがを上手に作るためには、味を染み込ませること、じゃがいもを柔らかく煮ること、じゃがいもの煮崩れを防ぐことが大切です。
これらのポイントをおさえて、おいしい肉じゃがを作りましょう。