ピーマンの肉詰めは、夕食やお弁当に欠かせない人気メニューですね。
ピーマンが苦手な人でも、肉詰めにすると食べやすいと感じる人も多いでしょう。
しかし、料理していると肉がピーマンからはがれてしまい、「肉団子と焼きピーマン」になってしまうことがあります。
この記事では、ピーマンの肉詰めがはがれてしまう理由とはがれないように焼く方法を解説します。
ピーマンの肉詰めの一般的な作り方
ピーマンの肉詰めの基本的なレシピは以下の通りです。
- ピーマンを縦半分に切り、種とワタを取る
- 内側に小麦粉を茶漉しで振りかける
- 作っておいた肉ダネをしっかりと詰め込む
- フライパンで肉の面を下にして焼き、しばらく経ったらひっくり返す
これは基本中の基本の作り方ですが、それでも肉がはがれてしまうことがあります。
よく、小麦粉を振るといいと言いますが、小麦粉を振ってもはがれてしまったことがある人も多いのではないでしょうか。
なぜ肉ダネがはがれるのか
肉ダネがはがれる主要な原因は、焼いている間に肉が縮むためです。
肉に火が入ることで縮み、生のピーマンと肉の間に隙間が生じてしまいます。
そのため、小麦粉を振っても物理的に隙間ができてはがれてしまうのです。
では、はがれにくくするにはどうすればいいのでしょうか?
肉ダネがはがれにくくなるコツ
肉ダネをはがれにくくするには、7つの方法があります。
- 均一に小麦粉を付ける
- 肉ダネをぎゅうぎゅうに詰める
- チーズを加える
- ピーマンを柔らかくしておく
- 種とワタを残す
- 切り口の工夫
- 丸ごと調理する
ひとつずつ見ていきましょう。
均一に小麦粉を付ける
小麦粉は接着剤の役割を果たします。
よく茶こしで振るレシピがありますが、茶こしで振るよりも小麦粉とピーマンを袋に入れて振るほうが均一にまぶすことができます。
また、ピーマンの内側を少し湿らせておいた方が小麦粉がくっつきやすくなります。
肉ダネをぎゅうぎゅうに詰める
肉ダネを隅々までぎゅうぎゅうに詰めるのもひとつの方法です。
隙間を作らないようにするとはがれにくくなります。
肉が縮むことも考えて、かなりぎゅうぎゅうに押し込むのがポイントです。
チーズを入れる
ピーマンと肉ダネの間にチーズを入れると、接着剤の役割を果たしてくれます。
チーズは溶けやすいとろけるチーズや、柔らかくて塗りやすいクリームチーズがおすすめです。
ピーマンを柔らかくしておく
肉ダネを詰める前にピーマンを茹でたり、レンジで加熱して柔らかくするといいでしょう。
ピーマンが柔らかくなっていると肉ダネがなじみやすく、はがれてしまうことを防げます。
種とワタを残す
ピーマンの種とワタを残すことで、肉ダネが引っかかりはがれにくくなります。
ただ、食感が変わってしまうので、気になる方にはおすすめできません。
切り口の工夫
ピーマンの種とワタを残す場合、ピーマンのヘコミに沿って包丁を当てて切りましょう。
そうすると、綿がフタのような役割を果たし、肉ダネが飛び出しにくくなります。
丸ごと調理する
ピーマンを半分に切らずに丸ごと使い、中に肉ダネを詰める方法もあります。
この場合は、ピーマンのヘタを取り除き、丸いピーマンの中に肉ダネを詰め込みます。
ちなみに、ピーマンのヘタは上から押すことでポロッと簡単に取ることができます。
これならピーマンと肉ダネがはがれる心配はありません。
ピーマンの種とワタは食べられる?
ピーマンの種とワタは実は栄養が含まれており、食べることができます。
種とワタを取り除く手間を省くことで、調理が楽になるし、肉詰めピーマンがはがれにくくなる効果もあります。
ただ、ピーマンの種とワタは、ピーマン独特の苦味や匂いが強い部分であると言われています。
肉ダネを詰めてしまえば、あまり気になりませんが、苦手な方は取り除いてくださいね。
まとめ
ピーマンの肉詰めがはがれないコツを紹介しました。
これらのコツを組み合わせることで、はがれない、きれいなピーマンの肉詰めを作ることができます。
特に丸ごとピーマンを使った方法は、簡単で失敗がないため、特におすすめです。
ぜひ試してみてください。