しゃもじを使ってご飯をよそう際、使い込むとご飯がくっつくようになることがありますね。
ごはんがしゃもじにくっついてしまうと、しゃもじが使いにくくなってしまいます。
この記事では、なぜしゃもじにごはんがくっつくようになるのか、くっついてしまったときの対処法について紹介します。
しゃもじにご飯がくっつく理由と対策
一般的に木製のしゃもじは特にご飯がくっつきやすくなります。
しかし、ご飯がくっつかないとされるプラスチック製やシリコン製のしゃもじでさえ、使い続けるうちにくっつくようになってしまうことがあります。
しゃもじにご飯がくっつく主な理由
しゃもじにご飯がくっつく理由は2つあります。
デンプン質の蓄積
しゃもじを使うたびに、ご飯のデンプン質がしゃもじの表面に付着し、蓄積されていきます。
デンプン質がたくさん蓄積されると、ご飯がくっつきやすくなるのです。
エンボス加工の摩耗
多くのしゃもじには、ご飯がくっつきにくくなるように表面に小さな凹凸が施されています。
しかし、このエンボス加工は使い続けることで徐々に摩耗し、滑らかになってしまいます。
ご飯をかき混ぜる動作やスポンジでの洗浄時にも摩耗が加速していきます。
しゃもじにご飯がくっつく場合の対処法
しゃもじにご飯がくっつくようになってしまった場合、新しいしゃもじを購入する以外にも対策はあります。
ご飯がくっつく原因は、主にしゃもじの表面に付着したデンプン質です。
これを除去することで、しゃもじの表面を元の状態に近づけることができます。
デンプン質が原因でくっつく場合は、以下のお手入れ方法で改善することができます。
- くっつきやすくなったしゃもじにキッチン用の漂白剤をスプレーします。
- その状態で1~2時間放置した後、ぬるま湯で優しく洗い流します。
この手順で洗うことで、しゃもじの表面が再び滑らかになり、ご飯がくっつきにくくなる可能性が高まります。
ただし、注意点もあります。
しゃもじの材質によっては漂白剤の使用ができない場合があります。使う前に、手元にあるしゃもじが漂白剤を使えるかを必ず確認しましょう。
また、洗い流すときはスポンジで強く擦りすぎないように注意しましょう。
ゴシゴシとこすってしまうと、しゃもじが傷つき、その傷口にデンプン質がたまりやすくなります。
これでは、またすぐにしゃもじにご飯がくっつくようになってしまいます。
しゃもじが傷つかないように、優しく洗うことを心がけましょう。
まとめ
しゃもじにご飯がくっつくのは、主に2つの原因によります。
- しゃもじの表面にデンプン質が蓄積するため
- しゃもじの表面の摩耗や傷
しゃもじがデンプン質の蓄積でご飯にくっつく場合は、キッチン用の漂白泡スプレーを利用して改善できることがあります。
- しゃもじ全体に漂白泡スプレーを均等に塗布します。
- スプレーを1〜2時間放置した後、ぬるま湯で優しく洗い流します。
洗浄するときはしゃもじを傷つけないよう、柔らかいスポンジを使って優しく洗うことが大切です。
また、しゃもじの材質によっては漂白泡スプレーが使えない場合があるため、使用前には必ず材質を確認しましょう。
これらの手順を踏むことで、しゃもじが再びスムーズにご飯をすくえるようになる可能性があります。
しかし、エンボス加工が剥がれてしまったり深い傷がある場合は、再度復活させるのは難しいため、新しいしゃもじを購入するのがおすすめです。