スズメは日本でよく見かける親しみやすい鳥ですよね。
都市部でも活動的な姿を目にすることができます。
スズメが元気に飛んだり跳ねたりしている様子は、見ていて愛おしくなります。
そのため、小さくてかわいいスズメをペットとして飼いたいと考える人も多いです。
しかし、スズメをペットとして飼うときの費用や、そもそも飼うことができるのかが気になるところです。
この記事では、スズメをペットとして飼う場合の費用と、スズメをペットとして飼うことができるのかについて解説します。
スズメのペットとしての費用は?
スズメは多くの人々に愛されている鳥で、その愛らしい姿に魅了される人も少なくありません。
ペットとして飼いたいと思う人もいるでしょう。
しかし、スズメを飼いたいとペットショップに行ったとしても、実際にはスズメをペットとして買うことはできません。
その理由は、日本ではスズメを含む野鳥の飼育が「鳥獣保護法」によって厳しく制限されているためです。
鳥獣保護法では鳥獣の捕獲や販売を禁止しており、スズメもその対象になります。
もし、知らずにスズメを捕まえて飼っていると、鳥獣保護法に違反したことになり、罰金や懲役に処されることがあります。
スズメの飼育は本当に不可能なのか?
鳥獣保護法により、スズメの飼育は基本的に推奨されていませんが、完全に不可能とは言えません。
スズメはペットショップでは販売されておらず、飼うためには自分で捕獲する必要があります。
しかし、狩猟には地方自治体の許可が必要であり、狩猟期間や方法に関しても厳格なルールがあります。
スズメを捕獲するには以下のような条件が必要です。
- 地域の都道府県知事から捕獲の許可を得ること。
- 捕獲は指定された狩猟期間内に行わなければならず、この期間は地域によって異なるため、居住している自治体で確認が必要です。
- 捕獲地域が狩猟可能区域に指定されていること。この情報は各自治体の公式ウェブサイトで確認できます。
- 捕獲方法が適切であること。手づかみや鷹狩りなど、特定の道具を使わない方法なら許可なしでも可能ですが、銃や火薬器を使用する場合は許可が必要となります。また、誘引を用いる際にも許可が求められます。
これらの条件をクリアすればスズメの捕獲は可能ですが、飼育期間には制限があり、永久的な飼育は認められていません。
スズメでなくてもいい場合は、スズメに似た行動や外見を持つ鳥を飼うことをおすすめします。
スズメに動きや見た目が似ている鳥には、文鳥やジュウシマツ、カナリアなどのフィンチ類がいます。
フィンチ類は飼育が比較的容易であり、スズメと同様に愛らしい姿を楽しむことができますよ。
まとめ
基本的にスズメは、鳥獣保護法によって捕獲や販売が禁止されているため、飼うことはできません。
例外的に飼うこともできますが、飼うためには自分で捕獲する必要があります。
さらに、飼育期間には制限があり、永久的な飼育は認められていません。
そのため、スズメに似たフィンチ類を飼育することをおすすめします。
文鳥やジュウシマツ、カナリアなどのフィンチ類なら、飼育が比較的容易であり、スズメと同じように愛らしい姿を楽しむことができますよ。
ただし、生き物を飼う際には、生き物に対する責任を最後まで持つ必要があります。
飼育を検討する前に、しっかりと情報を集め、適切な準備をしましょう。