オリーブオイルはその健康や美容への効果から、全世界の家庭で広く利用されています。
サラダドレッシングや炒め物には欠かせないオリーブオイルには、実はさまざまな種類が存在します。
それぞれのオリーブオイルには独特の特性があり、適切な使い方をすることでその効果を最大限に活かすことができます。
そこで、オリーブオイルの種類と使い分けについて解説します。
オリーブオイルとは
オリーブオイルは基本的には生のオリーブの果肉を絞って作られます。
そのため、ほかの植物油、たとえばサラダ油やごま油とは異なり、独自の風味と香りが特徴です。
特にイタリアなどの産地では、オリーブオイルが法律により品質ごとに細かく分類されています。
その中で、日本でよく目にするオリーブオイルは次の2種類です。
ヴァージンオリーブオイル
ヴァージンオリーブオイルは化学的処理を施さずに生産されるオリーブオイルです。
そのため、オリーブ本来の味と香りを持っています。
ヴァージンオリーブオイルは完熟したオリーブから機械的に圧縮して抽出されており、酸度は2%以下になっています。
エクストラヴァージンオリーブオイル
エクストラヴァージンオリーブオイルは、より高品質なヴァージンオリーブオイルです。
酸度が0.8%以下で、特にフレッシュな風味と豊かな香りを持っています。
酸度は低いほど酸化がすすんでいないため、フレッシュな状態になります。
酸度0.8%以下だとかなり新鮮なのが分かりますね。
エクストラヴァージンオリーブオイルは最も高級なオリーブオイルとされ、特に生で食べるサラダに最適です。
ピュアオリーブオイル
ピュアオリーブオイルは、酸度が高めのオリーブオイルを化学的に精製し、食用に適するように加工されたものです。
このオイルはエクストラヴァージンオイルを少量加えることで風味を調整しており、炒め物や加熱調理に適しています。
栄養と健康への影響
オリーブオイルはビタミンEやポリフェノールを豊富に含んでおり、ヴァージンオイルは精製されたオイルよりも栄養価が高いとされています。
特にエクストラヴァージンオイルはこれらの栄養素を多く含んでいるため、健康を意識している人におすすめです。
オリーブオイルの選び方と活用のコツ
オリーブオイルを選ぶときは、用途に応じて適切な種類を選ぶことが重要です。
生で楽しむサラダには香り高いエクストラヴァージンオリーブオイルが適しており、炒め物や加熱調理にはピュアオリーブオイルが最適です。
料理に合わせてオリーブオイルを使い分けることで、食事の質を向上させることができます。
保存方法と扱い方
オリーブオイルは光や熱に敏感なため、適切な保存が必要です。
直射日光や高温を避け、遮光瓶に入れて保管することが推奨されます。
開封後は空気との接触による酸化を防ぐために、使用期間を短くして常に新鮮な状態で使用することが望ましいです。
使ったらすぐにしまうことを意識しましょう。
まとめ
料理の用途に応じてオリーブオイルを使い分けることで、風味を引き立てることができます。
素材の味を生かすためには高品質のエクストラヴァージンオリーブオイルを、日常の調理にはコストパフォーマンスの良いピュアオリーブオイルが適しています。
ぜひ、オリーブオイルを使い分けて料理を楽しんでくださいね。