ケセランパセランは、ふとした瞬間に見かけるだけで幸せが訪れるとされる、白くふわふわした綿のような存在です。
江戸時代からの報告によると、ケセランパセランは数多く目撃されていますが、その正体は今なお謎のままです。
「ケセランパセランを見るとどうなるの?」「その正体は何なの?」と興味を持つ人も少なくないでしょう。
この記事では、ケセランパセランを見ると幸せになるのかについて解説しています。
逆に不幸になることがあるのかについても紹介しています。
ケセランパセランを見るだけで幸せになるのか?
ケセランパセランを見ると本当に幸せになるのかと見ることで願いが叶うことがあるのかを解説します。
ただ見るだけで幸せになるのか?
「ケセランパセランを見ると幸運に恵まれる」とよく言われます。
一部では、ケセランパセランを飼うことで家族が裕福になったという話もあり、その伝統を受け継ぐ家庭も存在します。
ただ見るだけではなく、実際に飼うことも重要とされています。
飼育方法としては、通気性を確保した桐箱でおしろいを餌として与えることが推奨されています。
うまく飼育すれば、その幸運は長く続くかもしれません。
観察により願いが叶うことはあるのか?
ケセランパセランを目撃すると願い事が叶うとも言われており、飼うことで財を成したり、子どもに恵まれたりするという報告も多くあります。
ケセランパセランで不幸になることはある?
以下のことをすると不幸になると言われています。
- 他人に話す
- 年に2回以上目撃する
他人に話す
ケセランパセランを見たことを他人に話すと、その幸運は消えてしまうと言われています。
このため、運を守るためにこっそりと飼育している家庭が存在します。
ケセランパセランの秘密が解明されていないのも、この話をすると幸運が消失するためかもしれません。
ケセランパセランを見たら、その秘密を自分だけのものにしておくのがおすすめです。
年に2回以上目撃する
ケセランパセランを年に2回以上目撃すると、その幸運の効果がなくなるという噂があります。
1年に1回だけ会うことが、より特別感を与えるのかもしれません。
実際に年に2回以上遭遇して幸運が途切れたという報告は少ないです。
ケセランパセランは非常に珍しいため、遭遇できれば幸運ですが、年に1回だけの遭遇が望ましいとされています。
ケセランパセランの正体
そもそも、ケセランパセランとは何なのでしょうか?
ケセランパセランにはさまざまな説が提唱されており、それぞれが以下のようにまとめられます。
- 植物説
- 生物説
- 鉱物説
- 妖精・妖怪説
植物説
ケセランパセランがアザミ、ガガイモ、オキナグサ、ブタナなどの植物の綿毛である可能性があります。
これらの植物の種子に付く白くふわふわの綿毛はケセランパセランの目撃情報と外見が似ています。
特にアザミの綿毛が飛ぶ時期とケセランパセランがよく目撃される時期が重なることが多く、この点から植物説は一定の根拠を持っています。
また、ケセランパセランがカビである可能性も指摘されており、綿毛状のカビがケセランパセランに似ていて、おしろいを与えると増殖することがその理由です。
生物説
ケセランパセランは生き物である可能性も考えられています。
具体的にはアオハゴロモの幼虫や雪虫が候補です。
これらの虫は羽毛のような綿毛を持ち、ケセランパセランと似た外見をしています。
しかし、これらの虫の体サイズが非常に小さいため、大きさが一致しません。
それでも、ケセランパセランが意思を持って動いているかのように見えることから、生物である可能性が推測されています。
鉱物説
ケセランパセランが「オケナイト」という鉱物である説もあります。
オケナイトは、ウサギの尾に似たふわふわとした形状で「ラビットテール」とも称されます。
ケセランパセランが特に火山近くでよく目撃されるため、この説が支持されることがあります。
しかし、オケナイトは触れると硬いため、外見だけでは完全には一致しないという問題があります。
妖精・妖怪説
ケセランパセランが妖精や妖怪であるという説も存在します。
これはケセランパセランが空中をふわふわと飛びながら、見る人に幸せをもたらすという性質から来ています。
ケセランパセランがビワの木の近くで頻繁に目撃されることから、ビワの木の精かもしれないとも言われています。
この説は、ケセランパセランが何らかの魔法的な力を持つ存在であるため、多くの神秘に包まれているとされます。
まとめ
ケセランパセランを見たことによる影響やその正体については多くの説があります。
見ることで幸せになるとされ、その正体には植物、生物、鉱物、妖怪などさまざまな可能性が考えられています。
ケセランパセランを目撃したときは、その話を他人にせず、幸せを感じてください。