砂糖を使おうと思ったら在庫がなかった。
そんなとき、代わりに使えるものを知っておくと慌てずに済みます。
みりんやハチミツは砂糖の代替品として役立ちます。
この記事では、砂糖の代わりにみりんやハチミツを使えるのか、どのような料理に最適なのかを詳しく解説します。
料理に使うときのポイントも紹介しているので、砂糖が手元にない場合の対策として、ぜひ参考にしてみてください。
みりんは砂糖の代わりになる？
みりんは砂糖の代わりに使うことができます。
みりんはもち米やうるち米の麹と焼酎を混ぜて熟成させた調味料です。
アルコール度数は約14度、糖度は40～50％で、甘みが強いのが特徴です。
アルコールは熱が加わると揮発します。
和え物などの加熱しない料理に使う場合は、あらかじめみりんを煮沸して、アルコールを飛ばしてから使うと良いでしょう。
みりんは、主に照りやコクを出すために使われます。
みりん風調味料もみりんと同じように使えます。
みりん風調味料はアルコール度数が低く、加熱する必要がありません。
値段も安いので、手軽に使えますね。
みりんを使う料理は？
みりんのさっぱりとした甘さは、砂糖と比べると控えめです。
砂糖大さじ1と同じくらいの甘さを出すには、みりんを大さじ1.5使うといいでしょう。
煮物や炒め物に適していますが、お菓子作りにはあまり向いていません。
砂糖よりも甘さが少ないため、お菓子の甘みを出すには大量に入れる必要があります。
しかし、みりんは水分でできており、大量に入れると生地がゆるくなってしまったり、べたついてしまったりすることも。
もともと砂糖をたくさん使う料理やお菓子には向かないということですね。
料理に使うときにも、水分量が多いため、しっかりと加熱して水分を飛ばす必要があります。
ハチミツは砂糖の代わりになる？
ハチミツも砂糖の代わりになります。
ハチミツは花の種類によって味や風味が異なり、料理によっては合う合わないが出ることも。
ハチミツの甘みは砂糖の約1.3倍とされているため、量を調整して使う必要があります。
また、1歳未満の乳児へハチミツをあげると、乳児ボツリヌス症を発症する可能性があります。
絶対にあげないように注意してくださいね。
ハチミツを使うのに適した料理は？
ハチミツは煮物や甘辛い料理に向いています。
水に溶けやすいことから、飲み物にも使いやすいです。
また、風味豊かでお菓子作りにもぴったりです。
ハチミツを使うとしっとりと仕上がるので、パサパサせず食感もよくなります。
ただし、お菓子の中でもマフィンなどの膨らませるものは、ハチミツの重さや酵素の働きにより、膨らみにくくなるため注意が必要です。
砂糖の代替として他に適したものは？
みりんとハチミツ以外にも、てんさい糖、オリゴ糖、甘酒、グラニュー糖なども砂糖の代わりに利用できます。
それぞれ独特の甘さや特性があるため、作る料理やお菓子の種類によって適切なものを選ぶといいでしょう。
てんさい糖、オリゴ糖、グラニュー糖は砂糖と同じ粉末なので、同じように使いやすいですよ。
まとめ
みりんやハチミツは砂糖の代替として有効です。
それぞれの特性を理解し、適切に量を調整することが重要です。
みりんやハチミツ特有の風味や甘さを活かして、料理やお菓子作りを楽しんでください。
