パウンドケーキを作るとき、ベーキングパウダーを入れずに焼いてしまったことはありませんか?
また、作っている途中でベーキングパウダーがないことに気付くこともあるでしょう。
実は、ベーキングパウダーがなくても、おいしいパウンドケーキを作る方法があります。
この記事では、ベーキングパウダーがないときにどうすればいいのか、ベーキングパウダーの有無がケーキにどのような影響を与えるのかについて解説します。
ベーキングパウダーがなくてもおいしいパウンドケーキを作る方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ベーキングパウダーを忘れたら?そのまま焼き続けるべき理由
パウンドケーキをオーブンに入れてからベーキングパウダーの入れ忘れに気づくことがあるかもしれません。
このような場合、パウンドケーキはそのまま焼き続けましょう。
加熱している途中でパウンドケーキをオーブンから取り出すと、ケーキの品質が落ちるリスクがあります。
ベーキングパウダーの役割は、炭酸ガスを発生させることで生地をふんわりさせます。
しかし、ベーキングパウダーがなく、ちゃんと混ぜ合わせたバターと卵白だけでも、ケーキはある程度膨らみます。
そのため、ベーキングパウダーを入れ忘れたからといって慌ててオーブンから取り出さず、そのまま焼き続けたほうがいいです。
ベーキングパウダーなしで作る伝統的パウンドケーキ
ベーキングパウダーを使わなくても、パウンドケーキを膨らませることができます。
伝統的なパウンドケーキはベーキングパウダーが普及する前からあり、ベーキングパウダーを入れずに作られていました。
しっとりとした口当たりで、素朴な味わいが特徴的です。
伝統パウンドケーキの基本材料
ここで伝統的なパウンドケーキの基本的なレシピを紹介します。
主な材料は以下の通りです。
- 無塩バター:450g
- 卵:450g
- 砂糖:450g
- 薄力粉:450g
これらの材料はすべて等量(450g、1ポンド)で使用され、レシピにベーキングパウダーは含まれていません。
この等量配合がパウンドケーキの名前の由来となっています。
小さな型を使うときは、各材料を100gずつ計量しましょう。
卵100gはだいたいMサイズの卵2個分です。
ベーキングパウダーを使わないパウンドケーキの焼き方
ベーキングパウダーを使わなくても、パウンドケーキをおいしくふんわりと焼くことができます。
焼き方は以下の通りです。
- 卵白と砂糖の半量を混ぜ合わせ、しっかりと固い角が立つまで泡立てる
- 室温に戻したバターをクリーム状になるまで混ぜる
- 残りの砂糖を少しずつ加えて白く軽くなるまで練り続ける
- バターと砂糖を混ぜたものに卵黄を加えてよく混ぜ合わせる
- 泡立てた卵白をゆっくりと折り込む
- 薄力粉をふるい入れ、さらに軽く混ぜ合わせる
- 生地を型に流し込み、予熱した180℃のオーブンで30~35分焼く
【焼き方のポイント】
- バターと卵白をしっかり泡立てて、生地にたっぷりと空気を含ませることで、パウンドケーキをうまく膨らませることができます。
- また、無塩バターを使うことによって、塩分によるグルテンの強化がなく、柔らかくふんわりとした食感を保ちやすくなります。
これらの手順通りに作れば、ベーキングパウダーを使わなくても、伝統的でおいしいパウンドケーキを自宅で焼き上げることができます。
ベーキングパウダー不使用のパウンドケーキの特徴
ベーキングパウダーを使わない場合、生地はより密になり、重厚な食感のパウンドケーキができます。
このタイプのケーキは細かくしっとりした食感が特徴で、豊かな味わいが楽しめます。
一方、ベーキングパウダーを加えると、柔らかくふんわりとしたケーキができます。
しかし、場合によっては膨らみすぎてボソボソと感じることもあります。
まとめ
ベーキングパウダーが普及する前からパウンドケーキは存在していました。
ベーキングパウダーを使わなくても、卵白をしっかりと泡立ててバターを十分に混ぜることで、おいしいパウンドケーキになります。
また、無塩バターを使うことで生地の膨張を妨げず、柔らかい食感を保つことができます。
もし焼いている途中にベーキングパウダーの入れ忘れに気づいても、焼き続けましょう。
そうすることで、ベーキングパウダーが入ったパウンドケーキとは違ったおいしさを楽しむことができますよ。
現代ではベーキングパウダーが入っているレシピが多いですが、あえてベーキングパウダーを使わない作り方を試してみるのもいいのではないでしょうか?
ベーキングパウダーを入れないと、ずっしりしっとりとした独特の食感と風味を楽しむことができますよ。