ワッペンは、単におしゃれなアクセサリーというだけでなく、持ち物に個性を加えたり、識別しやすくしたりする実用的な効果も持っています。
バッグや帽子、Tシャツに付けるだけで、個性的なスタイルが瞬時に完成します。
しかし、ワッペンをつけるにはアイロンが必要です。
アイロンが使えない状況だってありますよね。
この記事では、アイロンがないときにもワッペンを簡単につける方法を紹介します。
ワッペンを固定する基本メカニズム
ワッペンの裏側には、熱が加わると溶けて固まる特別な接着剤が塗られています。
この接着剤をアイロンなどで加熱することで溶け、冷めることで布にしっかりと固定されるのです。
アイロンがない場合でも、他の加熱方法を使って同じようにワッペンを接着できます。
重要なのは、約140℃から160℃の温度を一定時間ワッペンに当て、適切な圧力を加えることです。
これができるものがあれば、アイロンでなくてもワッペンをつけることができます。
アイロンを使わずにワッペンをつける３つのアイテム
アイロンを使わずにワッペンをつける方法は3つあります。
- ヘアアイロン
- フライパン
- 鍋・ヤカン
家にあるこれらの道具を使って、簡単にワッペンをつけることができます。
それぞれの使い方を見ていきましょう。
ヘアアイロン
温度調節ができるヘアアイロンは、一定の温度で均等に熱を供給できるため、ワッペン接着に最適です。
特にフラットタイプは広い接着面があり操作も簡単です。
使い方は、ヘアアイロンを140℃から160℃に設定し、ワッペンと布の間に保護布を挟んで一定時間圧力をかけます。
接着後は固定がしっかりされているかを確認してください。
フライパン
フライパンの重みと広い面積を利用すれば、大きめのパッチもしっかり固定できます。
フライパンを使うときは、あらかじめ温めておき、余熱を利用します。
やり方は、ワッペンと布の上に保護布を置きます。
フライパンを温めた後、火を止めて、布の上にフライパンの底を30秒ほど押し当てます。
均等にフライパンを押し当てることで、ワッペンがきれいにくっつきます。
鍋・ヤカン
厚手の布には鍋やヤカンが適しています。
鍋やヤカンを使うときは、まずお湯を沸かします。
沸騰したらお湯が入った鍋やヤカンの底を、ワッペンと布が挟まれた保護布の上に押し当てます。
そのまま約1分待ちましょう。
フライパンに比べると温度が低いので、少し時間がかかりますが、しっかりと押し当てることできれいにくっつきます。
ワッペンを取り付けるときに気をつけるポイント
ワッペンを取り付けるときは、道具が高温になります。
そのため、高温の道具を扱うときには、やけどに注意が必要です。
耐熱手袋を使ったり、熱に弱い素材のものは使わないようにしましょう。
また、フライパンなどの調理器具を使うときは、フライパンの油や焦げ付きがワッペンにつかないように、フライパンの下にクッキングシートを敷くのがおすすめです。
まとめ
アイロンが手元になくても、以下の道具を使ってワッペンをつけることができます。
- ヘアアイロン
- フライパン
- 鍋やヤカン
ただし、これらの道具を使うときは、やけどに気をつけて作業しましょう。
また、ワッペンが汚れないように配慮するのも忘れずに。
アイロンがないからとワッペンをつけるのを諦めず、ぜひこれらの方法を活用してみてください。
