片栗粉でとろみをつけたいけど、水で溶くのは面倒くさいと思ったことはありませんか?
しかし、片栗粉は水に溶かないとうまく混ざりません。
この記事では、なぜ片栗粉を水で溶かして使うのか、その理由を解説します。
水溶き片栗粉の正しい扱い方も説明しているので、ぜひ参考にしてください。
なぜ片栗粉を水で溶くのか?
片栗粉を水で溶くおもな理由は、料理に均等に馴染ませやすくするためです。
片栗粉を直接水分の多い料理に加えると、とろみが不均一になり、粉っぽさが残ったり、ダマになったりする可能性があります。
料理にきれいなとろみをつけるためには、水に溶かした片栗粉を使用することで、ダマができずスムーズに混ざります。
直接加えるのは適さない
片栗粉を直接加えてもいいのは、料理に粉をまぶす必要があるときだけです。
たとえば、つみれのつなぎにしたり唐揚げの衣にしたりするときです。
とろみをつける場合には、片栗粉を粉のまま加えるとダマができやすくなります。
ダマができると、料理の中にプヨプヨした固まりが残り、食感も悪くなるので、面倒でも水で溶いてから加えましょう。
お湯やスープで溶くのもNG
片栗粉をお湯やスープで溶く方法はおすすめできません。
片栗粉は加熱するとすぐに固まり、ダマになる可能性が高くなります。
お湯やスープで溶いてしまうと、入れた瞬間に塊になりとろみをつけることができなくなってしまいます。
確実にダマを作らないようにするためには、冷たい水で溶くことが一番です。
水溶き片栗粉の理想的な状態
水溶き片栗粉は、作成直後よりも少し時間を置いた方がいいです。
時間を置くことで片栗粉が水分を吸収しやすくなり、ダマになりにくくなります。
水で溶いてから30分程度待つことで、さらになじみやすくなりますよ。
水溶き片栗粉の正しい加え方
水溶き片栗粉を加える手順を紹介します。
- 使用前に再度混ぜる
水溶き片栗粉は使用前に必ずかき混ぜることが大切です。
これにより、底に沈んだ粉が均一になります。 - 火を止めてから加える
水溶き片栗粉を加える際は、一度火を止めることで1ヶ所で固まってしまうことを防げます。 - 少量ずつ加えながら混ぜる
少しずつ加えながら混ぜることで、ダマになりにくく、均一にとろみがつきます。 - 少し加熱する
片栗粉が混ざったら、混ぜながら少し加熱します。
熱を加えないととろみがつきにくいので、好みのとろみがつくまで加熱してください。
間違って直接加えてしまった場合
直接片栗粉を加えてしまうと、ダマができやすくなります。
間違えて直接入れてしまったときは、ダマになった部分を取り除き、改めて水溶き片栗粉を準備して加え直すのがいいでしょう。
水溶き不要の片栗粉もある
どうしても水溶きするのが面倒くさい…という人向けに、「とろみちゃん」のような、水溶き不要で使用できる顆粒型片栗粉があります。
顆粒型片栗粉を利用すると、スープに直接加えてもダマにならず、簡単にとろみを加えることができます。
手軽に利用できるのでおすすめです。
まとめ
片栗粉を水で溶いて使用する主な理由は、料理に均一にとろみを加え、ダマや粉っぽさを防ぐためです。
少し面倒ですが、水溶きするだけで料理の完成度が上がります。
「とろみちゃん」のような顆粒型の片栗粉を使えば、水溶きいらずでより手軽です。
気になったらぜひ試してみてくださいね。