ゆで卵は手軽に作れる一方で、殻のむきにくさに悩まされることがありませんか?
特に薄皮がくっついてしまうと、見た目が悪くなってしまいます。
無理に薄皮をむこうとすると、白身も一緒に取れてしまうことも多いです。
おつまみやお弁当に使う場合、見た目も重要ですよね。
この記事では、ゆで卵の薄皮がくっつかないようにする方法と、もし薄皮がくっついてしまった際の対処法をご紹介します。
原因は二酸化炭素
卵の薄皮がうまくむけない原因は二酸化炭素です。
卵白には二酸化炭素が含まれています。
卵をゆでることで、その二酸化炭素が膨張し、薄皮が白身にぴったりとくっついてしまいます。
そのせいで、卵の薄皮が向きにくくなっているのです。
卵の薄皮をうまくむくポイント
卵の薄皮をうまくむく方法を紹介していきます。
卵の鮮度
卵の鮮度は、薄皮のむきやすさに大きく影響します。
新鮮な卵では、卵の底にある空気室が小さく、殻と薄皮の間に隙間が少ないため、むきにくいです。
逆に、産卵してから時間が経った卵は空気室が広がり、むきやすくなります。
産卵から1~2週間ほど時間が経つとむきやすさが変わってきます。
ただ、これは一般的な傾向であり、すべての卵に当てはまるわけではありません。
茹で方による違い
薄皮のむきやすさは、卵を茹でる方法によっても変わります。
水から茹でる場合、卵が割れにくい反面、薄皮がむけにくくなることがあります。
一方、お湯から茹でると、卵が割れやすくなりますが、割れた部分から薄皮がむけやすくなることがあります。
水からゆでる場合でも、卵の底に軽くヒビを入れておくと薄皮の間に空気が入りやすくなり、殻をむきやすくなることがあります。
ただ、ヒビを入れても確実にむきやすくなるわけではありません。
茹で時間の効果
ゆで卵の茹で時間も薄皮のむきやすさに影響を与えます。
適切な茹で時間は、卵のサイズや好みの硬さによって変わってきますが、半熟にするなら中火で6分~7分、黄身を固めるなら10分~11分が目安です。
半熟にすると少し殻をむきにくいように感じます。
白身がしっかりと固まっていないと、殻と一緒に取れやすくなってしまいます。
適切な時間を茹でた卵は、白身が固まり、薄皮が剥きやすくなりますよ。
茹でた後の冷却処理
ゆで卵を茹でた後の処理も重要です。
茹で上がったらすぐに冷水にさらすことで、卵が収縮し、薄皮が殻から離れやすくなります。
このとき、氷水を使用するとさらに効果的です。
最初に氷水で冷やし、氷が溶けてきたところで冷水に変えることがおすすめです。
10分ほど冷水にさらすと、卵が冷えて殻をむきやすくなります。
このとき、卵がしっかりと冷えていることがポイントになります。
殻をむく前に卵を触ってみて、卵が冷たくなっているかを確認しましょう。
まだ卵が温かいときは、さらしてある水を冷たいものに取り換えて、もう少しさらしておくといいでしょう。
冷水にさらした後、水中で軽く卵を揺すると、薄皮を剥きやすくなります。
まとめ
ゆで卵の薄皮がきれいに剥けるかどうかは、卵の鮮度、茹で方、茹で時間、そして茹でた後の処理によって大きく左右されます。
これらのポイントを押さえれば、見た目も美しいゆで卵を作ることができるようになります。
ぜひこれらのテクニックを試してみてくださいね。